2024.07.29(月)07:12
新しい採点規則
JUGEMブログで開くこんにちは。2年生の津田です。ブログの更新が遅くなって申し訳ございません。
ついにパリオリンピックが開会しましたね。体操の男子団体決勝は今日の深夜に行われる予定です。僕は帰省がてら、現地で応援しに行きます。テレビに映っていたら教えてください。
さて、オリンピックの競技自体も大事なのですが、オリンピックイヤーということは、ルールの改定が行われるということです。体操では、オリンピックを境に4年毎に採点規則を変更します。だいたいの場合は小幅な調整で済むのですが、先日発表された2025-2028の男子の新採点規則は大幅な変更が加えられました。本稿では、体操のルールをあまり知らない方にもわかるように重要な変更点を個人的にピックアップして解説していきたいと思います。
1. 技数の減少
体操では、演技の中で実施しないといけない技の数が決まっていてそれを「技数」と言います。現行ルール(2022-2024)では8~10技となっていて、これを下回ると3.0点以上の大幅な減点をくらいます。各種目で8技揃えることは相当大変で、ある程度中級者以上じゃないとこのルールのせいでまっっったく点数が伸びません。いわば足切りです。これが今回の改定で技数が5~8技と変更されました。これによって初心者でもある程度点数が取れるようになると思いますし、これが体操のハードルを大きく下げてくれることを期待しています。
2. グループ要求の変更
技数の減少の変更に伴い、グループ要求の変更がなされました。体操では基本的に跳馬以外では全ての技が4つのグループに分かれており、各グループの技を実施することで0.5点の加点がもらえます(これを「グループ要求を満たす」と言います)。しかし来年以降はD難度以上の技(=ものすごく難しい)を実施しないとグループ要求を完全に満たすことができなくなりました。つまり技数の減少で足切りラインを下げた分、上級者とそれ以外をより差別化できるような仕組みになりました。
3. 終末技と着地
今までは終末技(演技の最後に実施する技)はグループ要求のように難度に応じて加点がついていましたが、今度からは難度×2の点数が貰えるようになりました。今まで以上に難しい技に対する報酬が大きくなったということです。また、同時に着地を止めると0.1点の加点も貰えるようになりました。見栄えが重要な体操において、なんで着ピタに対する報酬がなかったか不思議に思っていましたが、ようやく導入された形です。しかし難度を上げると着地を止めることが難しくなり、逆に着地の加点を狙いに行くなら難度を上げづらくなります。DスコアとEスコアのどっちを取りに行くのか、選手の性格が大きく出るところだと思います。
改定された箇所はまだまだたくさんあるので、全部紹介しきれませんが、興味のある人はこのサイトを読んでみてください(https://gymnastik.seesaa.net/article/503150821.html)。それではまた、次のブログでお会いしましょう。
ついにパリオリンピックが開会しましたね。体操の男子団体決勝は今日の深夜に行われる予定です。僕は帰省がてら、現地で応援しに行きます。テレビに映っていたら教えてください。
さて、オリンピックの競技自体も大事なのですが、オリンピックイヤーということは、ルールの改定が行われるということです。体操では、オリンピックを境に4年毎に採点規則を変更します。だいたいの場合は小幅な調整で済むのですが、先日発表された2025-2028の男子の新採点規則は大幅な変更が加えられました。本稿では、体操のルールをあまり知らない方にもわかるように重要な変更点を個人的にピックアップして解説していきたいと思います。
1. 技数の減少
体操では、演技の中で実施しないといけない技の数が決まっていてそれを「技数」と言います。現行ルール(2022-2024)では8~10技となっていて、これを下回ると3.0点以上の大幅な減点をくらいます。各種目で8技揃えることは相当大変で、ある程度中級者以上じゃないとこのルールのせいでまっっったく点数が伸びません。いわば足切りです。これが今回の改定で技数が5~8技と変更されました。これによって初心者でもある程度点数が取れるようになると思いますし、これが体操のハードルを大きく下げてくれることを期待しています。
2. グループ要求の変更
技数の減少の変更に伴い、グループ要求の変更がなされました。体操では基本的に跳馬以外では全ての技が4つのグループに分かれており、各グループの技を実施することで0.5点の加点がもらえます(これを「グループ要求を満たす」と言います)。しかし来年以降はD難度以上の技(=ものすごく難しい)を実施しないとグループ要求を完全に満たすことができなくなりました。つまり技数の減少で足切りラインを下げた分、上級者とそれ以外をより差別化できるような仕組みになりました。
3. 終末技と着地
今までは終末技(演技の最後に実施する技)はグループ要求のように難度に応じて加点がついていましたが、今度からは難度×2の点数が貰えるようになりました。今まで以上に難しい技に対する報酬が大きくなったということです。また、同時に着地を止めると0.1点の加点も貰えるようになりました。見栄えが重要な体操において、なんで着ピタに対する報酬がなかったか不思議に思っていましたが、ようやく導入された形です。しかし難度を上げると着地を止めることが難しくなり、逆に着地の加点を狙いに行くなら難度を上げづらくなります。DスコアとEスコアのどっちを取りに行くのか、選手の性格が大きく出るところだと思います。
改定された箇所はまだまだたくさんあるので、全部紹介しきれませんが、興味のある人はこのサイトを読んでみてください(https://gymnastik.seesaa.net/article/503150821.html)。それではまた、次のブログでお会いしましょう。