2022.05.15(日)21:15
学生体操界総論(男子編)・第1課
JUGEMブログで開くみなさんこんにちは。大変お待たせしました。
司法試験予備試験に寝坊して17,000円をドブに捨てた平井です。
みなさん、お元気ですか?
ゴールデンウィークが明けて、俗に五月病なるものが蔓延すると伺っていますが。
私は至って元気です。(じゃあブログを書きなさい。)ゴールデンウィークはバイトもなかったので、週6で体操できました。
さあ、本当は今日、拓殖大学文京キャンパスで試験を受けている予定でした。しかし、なぜか家にいるので、机に向かってMacBook Proを開きブログを書こうと思い立ちました。
どうやったら朝起きられるのでしょうか。どうしてみんなはちゃんと起きられるのかわかりません。今学期になってから1限に間に合ったのが、1回しかありません。悲惨です。きっと成績も悲惨だと思います。
さて、本題に移ります。
今週末に「東日本インカレ」という大会(正式には東日本学生体操競技選手権大会)があります。そこで今回は、それにまつわることを一つお話しできればと思います。
いわゆる「全日本インカレ」を運営する全日本学生体操連盟には、1部校と2部校という分類が存在しています。OB・OGさん方や現役部員にはご存じの方もいらっしゃるかと思うので、ここでクイズを出します。
現在の1部校(つまり、今年度の全日本インカレに1部校として出場が決まっている大学)はどこでしょうか?
すぐに答えに触れるので、考えたい方はすぐに先を読まないように注意してください。
ここで、1部校、2部校について聞いたことがない方に向けて、若干の説明をします。
1部校と2部校というのは、全日本インカレにおいて別の土俵で戦います。会場は同じなのですが、日程は重なっておらず、成績も別々に出ます。
また、1部校は上手い学校、2部校はそれに劣る学校となります。1部校というのは、全日本インカレにかかる予選はなく、自動的に出場が決まります。一方で2部校というのは東日本インカレ、西日本インカレを勝ち抜く必要があり、各上位6校=計12校の団体と、若干の個人出場選手が全日本インカレに出場できます。(東日本インカレ、西日本インカレは1部校にとってみれば、重要性はかなり低いということになります。)
我々東京大学の男子団体は、その2部校の東日本インカレ上位6校に入れるといいなという状態だと認識していただけるといいと思います。
さて、先ほどのクイズの正解を発表します。
男子:順天堂、鹿屋体育、日本体育、筑波、仙台、福岡、東海、駒澤、九州共立、慶應義塾、早稲田、日本、静岡産業、大阪体育(計14校)
女子:日本体育、筑波、国士舘、武庫川女子、順天堂、日本女子体育、東京女子体育、仙台、中京、東海、大阪体育(計11校)
です。こう並べられても覚えられないですよね。語呂合わせとかを考えてみたのですが、思いつきません。
各大学について軽く言及しておきます。女子体操界にはあまり詳しくないので、男子の方だけ言及します。(ちなみに順番は昨年度の全カレの順位で並べています。)
まずは、順天堂大学です。ここ2年連続で団体優勝している強豪校です。代表的な選手は、何と言っても東京オリンピック個人総合優勝した橋本大輝選手でしょう。そういえば、今日、男子のNHK杯が行われているので、ご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
続いて鹿屋体育大学です。ここは、最近力をつけてきている大学で、日本唯一の国立の体育大学として有名です。
日本体育大学は名門です。全カレの優勝を順天堂大学と常に競ってきました。引退した内村航平さん、白井健三さんもここの出身です。
筑波大学は文武両道という印象です。
仙台大学は、昨年卒業されてしまいましたが、床のスペシャリスト南一輝選手が有名でした。
正直、強い大学だというのは知っていますが、福岡・東海・駒澤はあまり詳しくないです。ごめんなさい。
九州共立大学は、僕が小学生、中学生だったころにお世話になったコーチにここの出身の方がいらっしゃったので少し思い入れがあります。
早慶も1部校なんですよね。すごいです。
日大もちょっと詳しくないですね。ごめんなさい。
静岡産業大学は、島根出身の僕の2つ上の先輩がいらっしゃったのでここも少し思い入れがありました。もう引退されたのかな。
大阪体育大学は、我々の福田コーチの出身校ですね。
さあ、1部校の学校数を見てあれ?と思った方は正解です。1部校の数は、男子12校、女子10校というのが従前の規定です。なのに、今年は男子14校、女子11校となっています。この理由の解説を今から行います。
そもそも、1部校と2部校の間には年に1度入れ替わる制度があります。その制度は、全日本インカレにおいて、
・1部校最下位と2部校の優勝校は自動的に入れ替わる
・1部校の下から2番の学校と、2部校の2位校は点数が高い方が1部校、低い方が2部校となる
というものです。
しかし昨年度は、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、以下のような特別法が出ました。
・2021年度の全日本インカレにおける1部校から2部校への降格はなしとする
(伝わるかはわかりませんが、まるで一昨年度と昨年度のJリーグのような特別ルールですね。)結果、男子では静岡産業大学、大阪体育大学の2校が昇格、女子では大阪体育大学の1校が昇格ということになりました。それがこの1部校、2部校の数の謎の背景です。
1部校は字義どおり別格で、関係ない話だと思ってつまらないかもしれないので、我々2部校の話に移ります。
2部校については前述したことからわかるように東日本、西日本で分割して考える必要があります。(ただし、この東日本は北海道、東北、関東のみを指し、西日本は中部以西を指しているので、一般的な区分とは異なります。これは関東に大学が集中しているからだと思われます。)
まず、「グループ」(正式名称は東日本学生体操競技グループ選手権大会)という大会とは何であるかという形式的な側面について言及します。
グループとは簡単に言うと、東日本インカレの予選大会です。なぜ、グループというかと言うと、東北・北海道ブロックと関東ブロックに分かれていたが、別々に大会をするほどの参加校ではないため一緒にやっていてグループになっているというふうに言われています。(昔の大会はどういう運営方式だったかわからないので、確証はないです。詳しい方いらっしゃったら教えてください。)
東日本インカレは前年度の上位12校(1部校含めて)は自動的に進出できるので、グループにはそこから漏れた大学が参加します。男子の場合、先ほど触れた1部校のうち東日本に所属している大学は9校なので、残る3つのシード校を除いた大学がグループに参加し、東京大学もそこに含まれます。
東日本の2部校で現在有力な大学は、
シード校:国際武道、国士舘、明治
グループ参加校:立教、北翔、法政
です。2部校から全日本インカレに団体で出られるのは6校なので、今年はこの6校が進出すると推察されます。今年のグループでは、東京大学は法政大学に大差をつけられているので、今年の男子団体での進出は難しそうです。
ちなみに去年は立教大学が団体を組んでいなかったので、東大が入り込めそうだったのですが、東日本インカレが蒸発したため進出できない、という幸運の上の不運だったようです。
我々と直接は関係ありませんが、西日本はというとちゃんと、「東海・北信越インカレ」、「関西インカレ」「九州インカレ」に分かれているようです。(私の出身である中国・四国地方には学連に加盟している体操部がないのか、、、)
なんで、こんな話をしたかというと、男子団体の全カレの出場権にまつわる話は結構面白いからです。東大体操部はギリギリ団体で全日本インカレに出られないラインにいるという興味深い立ち位置にいるので、この点に注目するのはもしかしたら我々だけなのかもしれません。
全日本インカレの出場権はまず、前年度の1部校が決まるところから始まります。そこから漏れた2部校で東日本インカレを戦います。つまり、1部校の中に東日本からより多くの大学が入ってくれることがまず大切になります。ここで全カレの1部校、2部校について10年前からの年表を作りました。順番は団体の順位に基づいています。大学名を並べるだけだと面白くないので、一言だけコメントをつけています。
2014年
1部校
日本体育、順天堂、仙台、早稲田、筑波、鹿屋体育、福岡、日本、駒澤、国士舘、静岡産業、中京(東8校、西4校)
2部校
九州共立、新潟経営、大阪体育、東海大九州、東海、慶應義塾、天理、国際武道、明治、青森、関西学院、北翔
この年の1部は、3年生の加藤凌平選手が優勝しました。実は当時中学1年生だった私は、山口開催ということで地元に近かったので、観戦に行ったことを鮮明に覚えています。あれくらい熱狂した大会を一度はやってみたいものです。東大からは米田さんという方が出場されていたようです。
2015年
1部校
順天堂、日本体育、仙台、鹿屋体育、早稲田、筑波、福岡、日本、九州共立、静岡産業、国士舘、駒澤(東8校、西4校)
2部校
新潟経営、大阪体育、慶應義塾、東海、国際武道、東海大九州、中京、天理、明治、富山、青森、北翔
1部では野々村笙吾選手が4年生で優勝していますね。1年生で萱和磨選手、白井健三選手が出場していたようです。
2016年
1部校
順天堂、日本体育、筑波、仙台、鹿屋体育、福岡、早稲田、日本、九州共立、国士舘、新潟経営、静岡産業(東7校、西5校)
2部校
東海、慶應義塾、国際武道、駒澤、東海大九州、大阪体育、天理、中京、明治、富山、新潟、北翔
リオデジャネイロオリンピックの年ですね。神本雄也選手が4年生で優勝しています。先ほど結果を見たところ、今年のNHK杯では橋本大輝選手に次ぐ準優勝のようです。
2017年
1部校
順天堂、日本体育、鹿屋体育、筑波、福岡、仙台、早稲田、日本、慶應義塾、東海、国士舘、九州共立(東9校、西3校)
2部校
駒澤、静岡産業、新潟経営、東海大九州、中京、大阪体育、明治、国際武道、天理、北翔、青森、法政
白井健三選手が優勝していますね。東大からは、最近練習場でかっこいいトカチェフをしていらっしゃる後藤さんが出場されています。ちょうど採点規則が更新された年だったんですね。
2018年
1部校
日本体育、順天堂、鹿屋体育、早稲田、仙台、筑波、福岡、慶應義塾、日本、静岡産業、駒澤、東海(東9校、西3校)
2部校
大阪体育、九州共立、国士舘、新潟経営、東海大九州、明治、中京、国際武道、富山、北翔、法政、明星
白井健三選手の連覇ですね。団体優勝も日体大になっています。東大の団体出場が惜しかった年です。
2019年
1部校
日本体育、順天堂、仙台、筑波、鹿屋体育、早稲田、福岡、九州共立、日本、慶應義塾、静岡産業、大阪体育(東7校、西5校)
2部校
駒澤、東海、新潟経営、国士舘、明治、国際武道、東海大九州、中京、関西、天理、富山、北翔
北村郁弥選手が優勝しています。
2020年
1部校
順天堂、鹿屋体育、日本体育、筑波、仙台、駒澤、早稲田、九州共立、日本、福岡、東海、慶應義塾(東9校、西5校)
2部校
大阪体育、新潟経営、静岡産業、明治、国際武道、中京、国士舘、北翔、東海大九州、関西、至学館、天理、法政、大阪産業
橋本大輝選手が優勝しています。2部校はコロナのため、団体が拡充され14校になっています。東大からは豊島さんと岡元さんが出場されています。
2021年
1部校
順天堂、鹿屋体育、日本体育、筑波、仙台、福岡、東海、駒澤、九州共立、慶應義塾(棄権:早稲田、日本)(東9校、西5校)
2部校
静岡産業、大阪体育、国士舘、国際武道、新潟経営、中京、明治、関西、東海大九州、天理、北翔、法政、至学館、大阪産業
橋本大輝選手の連覇ですね。2020年と2021年の間は特例で1部校と2部校間で入れ替えがありませんでした。東大からは岡元さんと平井が出ました。
注目してほしいのは、1部校の内訳、つまりそれぞれの大学が東日本なのか西日本なのかと言う点です。東大が全カレに出るために望ましいのは、1部校に東日本の大学が多く入り、東日本インカレにおいて2部校で争わないといけない大学が少ない状態です。
例えば、2018年は東日本から9校も出ていたので、東日本インカレの2部校で上位6位に入ればいいという、いわゆる当たり年でした。深澤さんが主将をされていた代で、この年は明星大が団体で6位に入り、東大は7位になり、惜しくも全カレを逃してしまいました。(東大はグループでは3位だったので東日本インカレでは6位に入れる見込みだったのに、明星大が上手な1年生を団体に入れて東日本インカレでは逆転されてしまったそうです。)
今年は先述したように2021年の大会からの降格がなかったため、静産大と大体大が1部校に昇格し、合計14校になっています。東日本は変わらず9校なので、本当は当たり年です。(裏話をしておくと、昨年度の2部校の上位2校に国士舘か国際武道あたりが入り込んでくれていれば、1部校に10校か11校入っていて、今年は大当たり年になっていました、、、)
ここまで、形式上全カレに出られるかどうかについて長々と書きましたが、正直自分、あるいは東大男子団体の今の実力は全日本インカレに出られるほどのものではないと思っています。去年運良く個人で出させてもらって痛感しましたし、私はその時からあんまり成長していません。ギリギリ技数揃えて戦っているようではまだまだですね。私自身、今年も運良く全カレに出られればいいなとは思っているのですが、出られたとしても出られなかったとしても、もっと練習に励まなければいけないなと思っています。
3年 平井雄基
司法試験予備試験に寝坊して17,000円をドブに捨てた平井です。
みなさん、お元気ですか?
ゴールデンウィークが明けて、俗に五月病なるものが蔓延すると伺っていますが。
私は至って元気です。(じゃあブログを書きなさい。)ゴールデンウィークはバイトもなかったので、週6で体操できました。
さあ、本当は今日、拓殖大学文京キャンパスで試験を受けている予定でした。しかし、なぜか家にいるので、机に向かってMacBook Proを開きブログを書こうと思い立ちました。
どうやったら朝起きられるのでしょうか。どうしてみんなはちゃんと起きられるのかわかりません。今学期になってから1限に間に合ったのが、1回しかありません。悲惨です。きっと成績も悲惨だと思います。
さて、本題に移ります。
今週末に「東日本インカレ」という大会(正式には東日本学生体操競技選手権大会)があります。そこで今回は、それにまつわることを一つお話しできればと思います。
いわゆる「全日本インカレ」を運営する全日本学生体操連盟には、1部校と2部校という分類が存在しています。OB・OGさん方や現役部員にはご存じの方もいらっしゃるかと思うので、ここでクイズを出します。
現在の1部校(つまり、今年度の全日本インカレに1部校として出場が決まっている大学)はどこでしょうか?
すぐに答えに触れるので、考えたい方はすぐに先を読まないように注意してください。
ここで、1部校、2部校について聞いたことがない方に向けて、若干の説明をします。
1部校と2部校というのは、全日本インカレにおいて別の土俵で戦います。会場は同じなのですが、日程は重なっておらず、成績も別々に出ます。
また、1部校は上手い学校、2部校はそれに劣る学校となります。1部校というのは、全日本インカレにかかる予選はなく、自動的に出場が決まります。一方で2部校というのは東日本インカレ、西日本インカレを勝ち抜く必要があり、各上位6校=計12校の団体と、若干の個人出場選手が全日本インカレに出場できます。(東日本インカレ、西日本インカレは1部校にとってみれば、重要性はかなり低いということになります。)
我々東京大学の男子団体は、その2部校の東日本インカレ上位6校に入れるといいなという状態だと認識していただけるといいと思います。
さて、先ほどのクイズの正解を発表します。
男子:順天堂、鹿屋体育、日本体育、筑波、仙台、福岡、東海、駒澤、九州共立、慶應義塾、早稲田、日本、静岡産業、大阪体育(計14校)
女子:日本体育、筑波、国士舘、武庫川女子、順天堂、日本女子体育、東京女子体育、仙台、中京、東海、大阪体育(計11校)
です。こう並べられても覚えられないですよね。語呂合わせとかを考えてみたのですが、思いつきません。
各大学について軽く言及しておきます。女子体操界にはあまり詳しくないので、男子の方だけ言及します。(ちなみに順番は昨年度の全カレの順位で並べています。)
まずは、順天堂大学です。ここ2年連続で団体優勝している強豪校です。代表的な選手は、何と言っても東京オリンピック個人総合優勝した橋本大輝選手でしょう。そういえば、今日、男子のNHK杯が行われているので、ご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
続いて鹿屋体育大学です。ここは、最近力をつけてきている大学で、日本唯一の国立の体育大学として有名です。
日本体育大学は名門です。全カレの優勝を順天堂大学と常に競ってきました。引退した内村航平さん、白井健三さんもここの出身です。
筑波大学は文武両道という印象です。
仙台大学は、昨年卒業されてしまいましたが、床のスペシャリスト南一輝選手が有名でした。
正直、強い大学だというのは知っていますが、福岡・東海・駒澤はあまり詳しくないです。ごめんなさい。
九州共立大学は、僕が小学生、中学生だったころにお世話になったコーチにここの出身の方がいらっしゃったので少し思い入れがあります。
早慶も1部校なんですよね。すごいです。
日大もちょっと詳しくないですね。ごめんなさい。
静岡産業大学は、島根出身の僕の2つ上の先輩がいらっしゃったのでここも少し思い入れがありました。もう引退されたのかな。
大阪体育大学は、我々の福田コーチの出身校ですね。
さあ、1部校の学校数を見てあれ?と思った方は正解です。1部校の数は、男子12校、女子10校というのが従前の規定です。なのに、今年は男子14校、女子11校となっています。この理由の解説を今から行います。
そもそも、1部校と2部校の間には年に1度入れ替わる制度があります。その制度は、全日本インカレにおいて、
・1部校最下位と2部校の優勝校は自動的に入れ替わる
・1部校の下から2番の学校と、2部校の2位校は点数が高い方が1部校、低い方が2部校となる
というものです。
しかし昨年度は、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、以下のような特別法が出ました。
・2021年度の全日本インカレにおける1部校から2部校への降格はなしとする
(伝わるかはわかりませんが、まるで一昨年度と昨年度のJリーグのような特別ルールですね。)結果、男子では静岡産業大学、大阪体育大学の2校が昇格、女子では大阪体育大学の1校が昇格ということになりました。それがこの1部校、2部校の数の謎の背景です。
1部校は字義どおり別格で、関係ない話だと思ってつまらないかもしれないので、我々2部校の話に移ります。
2部校については前述したことからわかるように東日本、西日本で分割して考える必要があります。(ただし、この東日本は北海道、東北、関東のみを指し、西日本は中部以西を指しているので、一般的な区分とは異なります。これは関東に大学が集中しているからだと思われます。)
まず、「グループ」(正式名称は東日本学生体操競技グループ選手権大会)という大会とは何であるかという形式的な側面について言及します。
グループとは簡単に言うと、東日本インカレの予選大会です。なぜ、グループというかと言うと、東北・北海道ブロックと関東ブロックに分かれていたが、別々に大会をするほどの参加校ではないため一緒にやっていてグループになっているというふうに言われています。(昔の大会はどういう運営方式だったかわからないので、確証はないです。詳しい方いらっしゃったら教えてください。)
東日本インカレは前年度の上位12校(1部校含めて)は自動的に進出できるので、グループにはそこから漏れた大学が参加します。男子の場合、先ほど触れた1部校のうち東日本に所属している大学は9校なので、残る3つのシード校を除いた大学がグループに参加し、東京大学もそこに含まれます。
東日本の2部校で現在有力な大学は、
シード校:国際武道、国士舘、明治
グループ参加校:立教、北翔、法政
です。2部校から全日本インカレに団体で出られるのは6校なので、今年はこの6校が進出すると推察されます。今年のグループでは、東京大学は法政大学に大差をつけられているので、今年の男子団体での進出は難しそうです。
ちなみに去年は立教大学が団体を組んでいなかったので、東大が入り込めそうだったのですが、東日本インカレが蒸発したため進出できない、という幸運の上の不運だったようです。
我々と直接は関係ありませんが、西日本はというとちゃんと、「東海・北信越インカレ」、「関西インカレ」「九州インカレ」に分かれているようです。(私の出身である中国・四国地方には学連に加盟している体操部がないのか、、、)
なんで、こんな話をしたかというと、男子団体の全カレの出場権にまつわる話は結構面白いからです。東大体操部はギリギリ団体で全日本インカレに出られないラインにいるという興味深い立ち位置にいるので、この点に注目するのはもしかしたら我々だけなのかもしれません。
全日本インカレの出場権はまず、前年度の1部校が決まるところから始まります。そこから漏れた2部校で東日本インカレを戦います。つまり、1部校の中に東日本からより多くの大学が入ってくれることがまず大切になります。ここで全カレの1部校、2部校について10年前からの年表を作りました。順番は団体の順位に基づいています。大学名を並べるだけだと面白くないので、一言だけコメントをつけています。
2014年
1部校
日本体育、順天堂、仙台、早稲田、筑波、鹿屋体育、福岡、日本、駒澤、国士舘、静岡産業、中京(東8校、西4校)
2部校
九州共立、新潟経営、大阪体育、東海大九州、東海、慶應義塾、天理、国際武道、明治、青森、関西学院、北翔
この年の1部は、3年生の加藤凌平選手が優勝しました。実は当時中学1年生だった私は、山口開催ということで地元に近かったので、観戦に行ったことを鮮明に覚えています。あれくらい熱狂した大会を一度はやってみたいものです。東大からは米田さんという方が出場されていたようです。
2015年
1部校
順天堂、日本体育、仙台、鹿屋体育、早稲田、筑波、福岡、日本、九州共立、静岡産業、国士舘、駒澤(東8校、西4校)
2部校
新潟経営、大阪体育、慶應義塾、東海、国際武道、東海大九州、中京、天理、明治、富山、青森、北翔
1部では野々村笙吾選手が4年生で優勝していますね。1年生で萱和磨選手、白井健三選手が出場していたようです。
2016年
1部校
順天堂、日本体育、筑波、仙台、鹿屋体育、福岡、早稲田、日本、九州共立、国士舘、新潟経営、静岡産業(東7校、西5校)
2部校
東海、慶應義塾、国際武道、駒澤、東海大九州、大阪体育、天理、中京、明治、富山、新潟、北翔
リオデジャネイロオリンピックの年ですね。神本雄也選手が4年生で優勝しています。先ほど結果を見たところ、今年のNHK杯では橋本大輝選手に次ぐ準優勝のようです。
2017年
1部校
順天堂、日本体育、鹿屋体育、筑波、福岡、仙台、早稲田、日本、慶應義塾、東海、国士舘、九州共立(東9校、西3校)
2部校
駒澤、静岡産業、新潟経営、東海大九州、中京、大阪体育、明治、国際武道、天理、北翔、青森、法政
白井健三選手が優勝していますね。東大からは、最近練習場でかっこいいトカチェフをしていらっしゃる後藤さんが出場されています。ちょうど採点規則が更新された年だったんですね。
2018年
1部校
日本体育、順天堂、鹿屋体育、早稲田、仙台、筑波、福岡、慶應義塾、日本、静岡産業、駒澤、東海(東9校、西3校)
2部校
大阪体育、九州共立、国士舘、新潟経営、東海大九州、明治、中京、国際武道、富山、北翔、法政、明星
白井健三選手の連覇ですね。団体優勝も日体大になっています。東大の団体出場が惜しかった年です。
2019年
1部校
日本体育、順天堂、仙台、筑波、鹿屋体育、早稲田、福岡、九州共立、日本、慶應義塾、静岡産業、大阪体育(東7校、西5校)
2部校
駒澤、東海、新潟経営、国士舘、明治、国際武道、東海大九州、中京、関西、天理、富山、北翔
北村郁弥選手が優勝しています。
2020年
1部校
順天堂、鹿屋体育、日本体育、筑波、仙台、駒澤、早稲田、九州共立、日本、福岡、東海、慶應義塾(東9校、西5校)
2部校
大阪体育、新潟経営、静岡産業、明治、国際武道、中京、国士舘、北翔、東海大九州、関西、至学館、天理、法政、大阪産業
橋本大輝選手が優勝しています。2部校はコロナのため、団体が拡充され14校になっています。東大からは豊島さんと岡元さんが出場されています。
2021年
1部校
順天堂、鹿屋体育、日本体育、筑波、仙台、福岡、東海、駒澤、九州共立、慶應義塾(棄権:早稲田、日本)(東9校、西5校)
2部校
静岡産業、大阪体育、国士舘、国際武道、新潟経営、中京、明治、関西、東海大九州、天理、北翔、法政、至学館、大阪産業
橋本大輝選手の連覇ですね。2020年と2021年の間は特例で1部校と2部校間で入れ替えがありませんでした。東大からは岡元さんと平井が出ました。
注目してほしいのは、1部校の内訳、つまりそれぞれの大学が東日本なのか西日本なのかと言う点です。東大が全カレに出るために望ましいのは、1部校に東日本の大学が多く入り、東日本インカレにおいて2部校で争わないといけない大学が少ない状態です。
例えば、2018年は東日本から9校も出ていたので、東日本インカレの2部校で上位6位に入ればいいという、いわゆる当たり年でした。深澤さんが主将をされていた代で、この年は明星大が団体で6位に入り、東大は7位になり、惜しくも全カレを逃してしまいました。(東大はグループでは3位だったので東日本インカレでは6位に入れる見込みだったのに、明星大が上手な1年生を団体に入れて東日本インカレでは逆転されてしまったそうです。)
今年は先述したように2021年の大会からの降格がなかったため、静産大と大体大が1部校に昇格し、合計14校になっています。東日本は変わらず9校なので、本当は当たり年です。(裏話をしておくと、昨年度の2部校の上位2校に国士舘か国際武道あたりが入り込んでくれていれば、1部校に10校か11校入っていて、今年は大当たり年になっていました、、、)
ここまで、形式上全カレに出られるかどうかについて長々と書きましたが、正直自分、あるいは東大男子団体の今の実力は全日本インカレに出られるほどのものではないと思っています。去年運良く個人で出させてもらって痛感しましたし、私はその時からあんまり成長していません。ギリギリ技数揃えて戦っているようではまだまだですね。私自身、今年も運良く全カレに出られればいいなとは思っているのですが、出られたとしても出られなかったとしても、もっと練習に励まなければいけないなと思っています。
3年 平井雄基