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東大体操部部員日記

東大体操部の部員による日記です。

東日本インカレ前夜

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またまた部員他己紹介の流れを断ち切るようで恐縮ではありますが、

東日本インカレ前夜をジョージクルーニー主演「さらば、ベルリン」を鑑賞しながら過ごしている大木です、こんばんは。

気分は、さながら第三次世界大戦の前夜となるやも知れなかった夜を「ローマの休日」と共に過ごしたケネディ大統領の心境であります。

何か大きな出来事が起こる前触れを感じながら、ほどよい緊張感の中で、そのときが来るのを粛々と待ち構えております。

さて、いよいよ明日宇都宮にて東日本インカレが始まります。

明日現地入りし、会場練を済ませて、明後日土曜日に決戦のときを迎えます。

早いもので、グループ選手権からもう一ヶ月も経つのですね。

東大体操部員一同、グループのときから積み上げてきたAスコアなりBスコアなりの向上を宇都宮で発揮できればな、と思います。

男子チームにおきましては、ちょうど一年前の東日本インカレ@弘前からこの日を目標にして日々の練習を行ってきました。

明後日に出来る限りの演技をして、全日本インカレという結果もついてくれば最高の結果になると思います。

ところで、先日授業の空きコマを利用して小川さんと2人でNTCに練習しに行きました。

小川さんはどうやら少し遅れてくるらしく、私は一人でアップをしながら待っていました。

平日の午前だったので当然ガラガラ。

男子側は私一人で、女子側はジュニアの女の子一人とそのコーチ3、4人でした。

その女の子は「JAPAN」と書かれたTシャツを着ていて、私も「ALL JAPAN」と書かれたTシャツ(2006年全日本選手権観戦時、記念に購入。2,500円也)を着ていたのですが、

このときほどレプリカの悲しみを味わったことはありません。

何だかひどく寂しい空気の中、一人で黙々とアップすることになりました。

よおく見ると、女の子のコーチの中に一人男性が混ざっていたのですが、何だか彼に見覚えがある。

「ひょっとしてアテネオリンピックの・・・・」

などと思っているうちに小川さんが来ました。

小川さんは工事で鉄棒が使えないことに愕然として、女子側のコーチ陣を見て一言・・・

小川「なあ、あの米田っぽい人、本当に米田じゃね?」

大木「やっぱりそうですかね・・・、僕視力には自信が無いんで・・・」

小川「いや、どう見てもそうだって!!」

正直、コンタクト付けてなくてもわかったかもしれないです。

米田さんはオーラが違いました。

そんな米田さんの前で床の前宙1回ひねりを跳んで着地で吹っ飛んでいる私などとは桁違いのオーラでした。

とまあそんな奇妙な練習風景だったわけですが、ふと見ると米田さんは女の子の指導を始めていました。

米田さんと体操関係のおじさんが話しているのが耳に入ってきたのですが、それによると

体操関係のおじさん「もう練習はしてないのかい?」

米田さん「この前の試合(大木註:NHK杯と思われる)以来、初めて体育館にきたんですよー」

みなさん、米田さんのNHK杯後の記者会見を覚えていらっしゃいますでしょうか。

曰く、今後は指導者を目指す、とおっしゃっておられました。

その「米田コーチ」が誕生する瞬間、初めて指導者として女の子に指導をする瞬間に私たちは立ち会ったのでした。

女の子は伸身ユルチェンコを練習しているようでしたが、米田さんの指導の一言一言に耳を傾けて、大いに納得しているようでした。(私にはそう見えました。)

一流選手は、コーチとしても一流だったのですね(感激)

私は床の通しをするつもりだったので、是非とも日本を代表するジムナストにチェックしてもらおうと思ったのですが、さすがにそんなこと頼める立場ではありませんでした。

なので、島根を代表するジムナストである小川さんにチェックしてもらいました。

小川さんは気さくに応じてくれました。

「はい、お願いします!!」

と声を響かせて通しを始めたので、米田さんも少しくらいは私の通しを見てくれたのではないかと思います。

あれだけの緊張感の中で通したので、東日本インカレではきっといい演技が出来るはずでしょう。

長くなりましたが、東日本インカレを控えて若干ハイになってしまった私のモノローグを締めくくらせていただきたいと思います。

みなさんのご期待、ひょっとしたら米田さんのご期待にも添えるよう精一杯演技してまいりたいと思います。

東大体操部の応援をよろしくお願いいたします。