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東大体操部部員日記

東大体操部の部員による日記です。

卒部ブログ(大城)

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こんにちは。大城です。お久しぶりです。ついに卒部ブログですね。入部したのが他の人より1年遅く、そのうえ他の人に割り込んだりしたことないので他の同期よりはついにという感じが薄いですが、とりあえずこれで私の書くブログは最後ということになりますね。
 東大体操部を引退してから早半年、とよく卒部ブログでは書かれている(気がしている)のですが、本当に早いです。一つ上の先輩方が引退されてから3月頭になるまでの期間よりも体感かなり短いです。単純に老いたから体感時間が短くなっただけとは思いたくないですが…… 一年前の自分を思い返してみると、試技会翌日、大掃除の日の体育館の終日の占有が取れずに非常に焦ってあちゃーという気持ちになっていた頃な気がします。今思い返してちょっとだけ当時と同じ気持ちになりました。
 東大体操部に所属して思ったこと、感じたことを綴って卒部ブログとしたいと思います。

1. 体操競技と私について
 体操は世間的に見れば存在は知っているけど、やっている人を実際に出会ったことがほとんどないといった知名度の競技だと思います。新歓のテント列で体操部どうですか?と聞いたら無視されるか、ちょっと自分には…… と言われても何ですか体操ってと言われたことはない気がします。ChatGPT君に日本の体操競技人口を推定してもらったところ大学学部生全体が約264万人のところ大学で体操競技をやっているのが大体1200人~3000人らしいです。どうでしょうか、グループ選手権の出場者数を考えてみると結構妥当な数字な気がします。少ないですね。
 そんなニッチなスポーツを始めた理由やきっかけを皆さんは覚えていますでしょうか?ご存じの方も多いでしょうが、私は中学校で何か部活に入ろうと思った際に同じ小学校から同じ中学校に進学した友人がいまして(なんと誕生日が一緒)、その人は小学生のころから体操をやっており、自分に体操部に入らないかと勧誘されました。そして体験入部でトランポリンを初めて飛び、トランポリンを餌にされ、入部しました。今となっては定かではありませんが、トランポリンで高く飛び、日常で自分の力だけではまず得ることができないであろう浮遊感やジャンプの高さが楽しくて入部したのだと思います。特に小学生時代の大城は体育の時間が嫌いではなかったものの、少し習っていた水泳を除くすべての種目が苦手で、トランポリンの力を借りることで疑似的に運動神経が良くなったかような体験ができ、楽しかったのかもしれません。
 東大体操部には1年生の時には入らず、2年生から入りました。上京した後の生活は忙しいかなと1年生の頃は考えていましたが、意外にそうでもなかったので、何か部活に入ろうと思いました。2年生から入るというのに完全に新規のスポーツはかなりハードルが高かったというのもありますが、やはり床やトランポリンでジャンプしているだけで楽しい体操だろうということで入部をしました。同じクラスであった一圭や、高校時代は同級生であった悠也がいたことも大きな要因でした。正直、入部当初は1年生ではないし、去年からいる2年生でもないということで部内での立場は微妙になるかもと不安も少しありましたが、すっと同期の代の一員として扱ってもらえたので非常にうれしかったです。
 その後は引退ちょっと前くらいまで、何か新しい技を習得したいだとか、大会で何点取るといった明確な目標はなくだらだらとせっかくだし新しい技の習得でも目指してみるかといった感じで体操部に所属していました。今となっては出来たら儲けものくらいのスタンスではなく、できるようになりたいくらいのスタンスで体操に取り組めていればなと結構後悔しています。
 引退試合では車輪や後方の一回ひねりができたのでそれは良かったことだなと思います。弟の評価では一番湧いた床の演技だったそうで非常に良かったです(絶対に水平バランスミスったせいだけど笑)。
 このように私は体操競技を競技と言いつつも、もっと上手にできるようになりたい、大会でいい点数を取りたい、といったモチベーションよりもジャンプして回ると楽しい、くらいのノリで行っていました。冗談で日々の健康体操だとか言っていたのは案外言い得て妙だったのかもしれません。ただ、体操部にはこのような感じではなく、積極的に体操を上手になりに来ている人たちも多くいますので、彼らのモチベーションが自分のせいで下がらないようには注意していました。

2. 体操部について
多くの先輩方や一圭の引退ブログでは体操と体操部は違うと言及されておりこれは東大体操部に所属して体操をやるうえで不可分だが根本的に性質の異なるものだからでしょう。結果的に私の卒部ブログでも別のくくりで語ることになりました。正直に言ってこれは反省文だと思います。自分と同じ思想を持ってほしいとは思いませんが、こんな考えをした人もいるんだなと思って読んで欲しいです。
後から思い返してみると、自分は幹部代として十分な働きをできていなかったように思います。その大部分は自分の行動の指針が部活を運営するという視点では不適切であったということと、結果的に心挙に大変多くの仕事をやらせてしまったということにあります。
私は何か行動をする際に、事前では物事が最低限うまく行きそうな気がしているならそれでよし、何か問題があれば問題が起きてから解決すればよしというマインドで生きています。まじめな人からすればそんなのでいいわけないじゃん。そもそも問題を起こすなよという風に思われてしまうでしょうが、22年これで生きてこれてしまっているのでこのような考えで生きています。
 個人ではそれでもいいかもしれませんが、組織についてのことでこれではよくないと気づきました。部活の予定変更は自分の予定変更ではなく、部員全員の予定変更なわけです。冒頭に書いた大掃除の例がまさにそうです。そして、起きてしまった問題が根本的に解決不能であるという可能性が部活に限らず組織に関わる仕事では個人での活動に比べて増えます。仕事では「これでいい」ではなく、「こうするべき、こうある」べきを常に考えて行動したほうがいいです。私の反省です。
心挙は私とは違い、主将になる前から上記のように行動していたように感じます。それゆえに彼には私の仕事を心配させてしまい多大な迷惑をかけてしまったように思います。実際、彼が言ってくれなければなあなあでやらなかったことや、うまく行かなかったことがいくつかあります。

ここからの文章は特に幹部代で主将でない人に読んで欲しいです。私は幹部代の一員であったため、定期的な幹部代のミーティングでこの大会の動きはどうだとか、物品の購入はなにがいいかとかの話し合いに参加していました。そこでは、「そういえば部員がこんなこと言っていたけど何か知っている人いる?」といった議題が上がることがしばしばありました。しかし、私がその話を聞くのはその場が初めてであるということがほとんどでした。つまりこれは今考えると、部内で発生している問題を拾い上げるということを他の人、大抵の場合は心挙に全く任せてしまっていたということです。自分は主将ではなかったため想像にはなりますが、主将という立場はその性質上、常日頃からやることが非常に多く、主将にしかできない仕事というものもあるはずです。そのうえでこれらのようなイレギュラーな出来事を拾い上げ、簡単なものなら解決してしまう。ということまでやらせてしまっていたなという風に思い返してみると感じます。
さらに言うなら、実際に心挙がどのように感じていたかはわかりませんが、自分がこのような実態であったことはこいつ全然部活のこと知らないなという不信感につながってしまっていたのかもしれないなと思います。
恐らく、上記のことが起こらないようにするためには自分がもっと部活に行けばよかったのだと思います。事件は現場で起きているというドラマのセリフがありますが、おそらく本当にその通りで部活に行かなければ部活のことはわかりません。
ここで私が言いたかったのは部活のゴシップに詳しくなれということではないです。自分の場合は上記のようなことを思いましたが、主将の仕事は大変だと思うのでその大変さに気づいて負担を減らしてあげたいねという話です。

3. 最後に
現在、大学4年間の行事も残すところは卒業式だけになっていますが、大学生活でできた交友関係の半分は体操部の人たちです。体操場で知り合った人たちや福田コーチや飯田監督、体操部の先輩や後輩、そして同期のおかげで体操部員としての生活は楽しいものになりました。ありがとうございました。体操場にもこれからも行こうとは思っているのでその時は仲良くしてください!