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東大体操部部員日記

東大体操部の部員による日記です。

最後まで駄文

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こんにちは。合宿から4日振りに院試勉強したら全部忘れてて焦り散らかしてる海智です。
ブログ書いてる暇なんて無いのですが、逆に今書いた方が明日明後日の僕が救われそうなので(あと4年生全員にブログ書いて欲しいので)リハビリの行き帰りと待ち時間を縫って書いています。

現役最後のブログって難しいですね。引退ブログのようになるには時期尚早ですが、かと言っていつも通りなのもなんだかなあという思いに駆られます。

そういえば、前回のブログが意外にもかなりの反響をいただきまして、なんともありがたい限りです。今回は期待しないでください。

何を話すか迷いましたが、ただすけがオリンピックの話をしていたので僕もしたいと思います。
体操男子、波乱の展開でしたね。団体は平行棒まで終わって銀メダル取れるように頑張れ…と思ってしまっていたのですが、最後の最後で金メダルを取ることができました。最後まで諦めないって言うのはすごく簡単ですけど、実行するのってすごく難しいと思います。特にローテ的に中国と回る上で吊り輪→跳馬→平行棒って地獄の順番だと思うんですよね。吊り輪で離されて、跳馬は思うように伸びなくて、また平行棒で離されて。あの状況で鉄棒が回ってきて、橋本大輝のあのコンディションの中での最終演技、俺だったら確実にトイレに篭ります。あの状況でしっかり決め切るのがエースなんですよね。本当に今までの試合の中でも最高の試合を見れたと思います。
個人総合も波乱でした。話は遡ること7年前、全日本ジュニアで2部に出場していた当時中学3年生の海智君はプログラムを見ていると1部出場選手に高2、高3の名前が連なるなか1人だけ中2の文字が。なんやこいつと思いながら会場練習を見ていると上手すぎる。結果も高校生メインの大会で上から10番とかでした。それが岡慎之助選手です。
しかしまさかオリンピックで金メダルを取るとは…前十字靭帯の断裂から本当に漫画の主人公みたいな駆け上がり方で金メダルをとりましたね。こんな言い方をすると努力を見ていないみたいに思われそうですが全くそんなことは思ってません。金メダルに至るまでに苦しいことを何個も乗り越えてきたんだと思います。実際、オリンピックに内定した時のインタビューで「すごくきついリハビリもあったけど、パリがあったから前を向けて頑張れた」というコメントを残していて、僕もそれにすごく励まされました。
体操自体は安定感がえぐいです。あの完成度はえげつないです。10回やっても10回通るような安定感が武器なんだと思います。

さてここまで日本勢の話をしてきましたが、実は今回1番好きになったのは男子アメリカチームです。
団体決勝ですごく楽しそうに戦っていて、チーム力も1番だったんじゃないかなと思いました。見ていてとても楽しく、輪に入りたくなるようなチームでした。
にわかっぽくて恐縮ですが、今回のオリンピックで初めて知ったStephen Nedoroscik 選手が1番好きになりました。僕は基本的にスペシャリストをあんまり好きにならないのですが、彼に関しては例外でした。彼は鞍馬のスペシャリストで、団体決勝も鞍馬しか演技しませんでしたが、アメリカは最終種目が鞍馬だったので最終演技者でした。
この1種目にかけてきたということは自信と共にえげつないプレッシャーに駆られると思います。やっぱり6種目出るとその分緊張は分散しますよね。それが1種目に集中してて、尚且つ最終演技者。本当にオリンピックに出るような選手のメンタリティは教わりたいです。
Nedoroscik選手の良いところは、ギャップですね。普段のにこやかな感じや、演技前のポーズでにこっと笑った直後に始まる圧倒的な集中力が伝わる表情。あれは呑まれます。
構成も好きです。個人的に開脚旋回はアイヒホルンとかのシュピンデル系は好きなんですけど、開脚の前後ろとかのシュピンデルを絡めない動きがあんまり好きではなくて、そんな中でNedoroscik選手はショーンベズゴ系やフロップ系で固めてるので結構好きです。
他のアメリカ選手も若い人が本当に多くて、ロサンゼルスでは日本にとってかなりの脅威になることでしょう。楽しみです。

ここまで体操の話しかしてこなかったので、次に僕の専攻分野も兼ねてセーヌ川の水質問題について皆さんに知っていただければと思います。

セーヌ川の水質が悪すぎてトライアスロンの選手が10回嘔吐したというようなニュースがありましたね。あの原因は下水管の仕組みにあります。
下水というのはそもそも生活排水(汚水)と雨水の二つに分けられ、その下水を処理する上での下水管の仕組みが合流式下水道と分流式下水道に分けられます。
名前の通り、合流式下水道は汚水と雨水を同じ管に流して下水処理場で処理をするもので、分流式下水道は汚水と雨水を別の管で流し、汚水のみを処理場で処理するという仕組みです。

合流式と分流式にはそれぞれメリットデメリットがあります。
合流式は同じ管で処理するので管を一本建設すればよく、安価で容易に作ることができる一方で、雨天時にはキャパが足りずに汚水と雨水の総量を下水処理場で処理しきれないので一部をそのまま川に流すことになります。
分流式のメリットデメリットは合流式の逆って感じです。それに加えて、雨水って道路面とかを伝って排水溝に流れると思うんですけど、その時に道路面とかのゴミとか有害物質を含んで流れていってしまいます。それが分流式では未処理のまま川に流されるのもデメリットとしてあります。

前置きが長くなりましたが、ここでパリの下水道はどうなっているかというと、合流式なんですね。一緒に流れるやつです。そんで開会式の日に雨が降りました。処理場のキャパを超えた下水がそのままセーヌ川に流されました。次の日に川を泳いだら汚い水を少なからず飲んじゃいますよね。っていう話でした。

じゃあ分流式にすればええやんって話なんですけどそれがそうでもないんですよね。

東京はどうなっているかというと、埋立地のお台場とかそこらへんや足立区の一部を除いて全て合流式です。
昔からあるところって基本合流式なんですよね。そもそも合流と分流も一概にどっちが良いとは言えないので、その土地にあった方式を選ぶんですが、昔からもう合流式でやっちゃってるところは新しく分流式にするのにすごく時間と手間がかかります。そして水道局にはそんなお金がありません。人口減少で収入が減っているからです。

つまり結論はセーヌ川という都会の汚い川を泳がせるなという話になります。小学生でも思いつく結論ですね。

んでなんでお前がこんな話してんだよって話ですよね。院試にでそうだからです。山張って調べました。流石にニュースになった時にはもう入試問題作り終わってたでしょって友達には言われたんですけど、ゆうてこの問題、開催前からずっと言われてたっぽいんですよね。頼む出てくれ。

最後にしては適当に語りすぎた気がしなくもないですが、まあブログはこんなもんです。3年間で文才が開花することはありませんでした。否、つぼみはあるけど開いてないみたいな言い方はおこがましいですね。そもそも文才はありませんでした。

引退したら何するかとか全く考えていませんが、とりあえず目先の全カレ、院試、七大戦を全力で乗り切ります。終わった後のことは終わってから考えよう。

それではまたいつかどこかで。って言っても引退ブログ書くのか!かっこつけて終わろうとしてんじゃねえよだせえな!

海智