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東大体操部部員日記

東大体操部の部員による日記です。

新ルール

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こんにちは。3年の梶谷です。

4年生が引退し、オフが明け、新たに博士課程生が部員として加わり、授業が始まり、新しく1年生が体験に来てくれ...と、体操部にとっては変化の多い1週間でした。

本当ならばこのタイミングで4年生の一人一人についてコメントを書くものなのですが(というか遠藤が)、僕はそういうのが苦手なので次回の豊Tにお願いしました。それぞれの先輩方に伝えたいことは色紙に全部詰め込んだので、許してください。
一言だけ申し上げるなら、皆さんの下で1年間体操ができて本当に楽しかったです。本当に有り難うございました。

ついでに、他に今後ブログで書くべきことを挙げておくと、先ずは先日オンライン開催(ビデオ提出・採点、Zoomレセプション)が行われた七大戦の報告ですね。こちらは前回の遠藤が「次回のブログで報告する」と言っていたのでそれに任せます(頼むから早く書けよ)。順位もまあ、SNSでは報告していますが、お楽しみということでここでは伏せておきます。
それから、新たに入部してくださった院生の紹介ですね。これに関しても本人の自己紹介記事が先の方が良いと思うので、僕は触れないことにします。凄い経歴の方なので、こちらも皆さん楽しみにしておいてください。

ということで、今回の僕は新ルールの話でもしようかと思います。
体操のルール、即ち採点規則はオリンピックイヤーを最後の年とする4年毎に改正されるのですが(間違ってたらすいません。直近ではそうだと思います)、東京オリンピック延期の関係で今年まで2017年版(2017~2020)が使用されています。そして、来年からは2022年版(2022~2024)となります。
暫く前からその新ルールのドラフト版のようなものが出ていて、体操界がざわざわしているわけですが、今日は備忘録も兼ねてその一部に触れてみます。色々な反応を受け、確定版で内容が変わることは大いにあり得ると思いますが、何れにせよかなり大きな(主に、我々にとっては悪い)変化が生じることは間違いなさそうです。

①技数
今まで7技7技と言ってきた技数ですが、これが8技になります。跳馬以外の種目では、8技無いと無条件で減点を食らうわけです。なお、減点の区切りも変更され、7技が-3、0技が-10として1技1点刻みになります。2技刻みだった今までは「一応6技できるけど、技数減点は5技と同じだから実施減点減らすために5技でいこう」みたいなことがありましたが、今後は基本的には「やれるならやった方が得」なわけです。...いや? 1技増やしても常に1点しか増えないわけだから、寧ろ減点の多い技は積極的に削った方がいいこともあるのか...?
何にせよ、初心者には直撃大ダメージです(逆に上の方の人はほぼ無関係)。

②ゆか:捻りが1/2のみ異なる同難度技の同一枠化
これはやばいですね。前宙と前宙ハーフ、前方1回と1回半、後方ハーフと後方1回...、全て同枠カウントになります。例えば、前方の1回捻りまでとロン宙を抱え込みと伸身でそれぞれできる人は、現ルールでは8技だったのが、急に6技に減るわけです。ちなみにこの例えは正に僕なんですが、僕は中技が移行とバランスの2つしかできないので、①と合わせて技数ジャストです。しかも6節。1回半をもうかれこれ1年半ぐらい(と言ってもコロナでだいぶ期間が削られてますが)練習していましたが、1回と同枠になると聞いて完全にやる気が失せました。2回までやらないと意味無いんですから。今は、節数減らしのために1回からのシリーズを練習しています。
ちなみに、現行では難度が違うダブルとダブルハーフも同枠になるみたいです(共に、ハーフ側で統一)。

③ゆか:細かい規定
 秒数が70秒から75秒になりました。まあ有り難いは有り難いですがそれでも6節はきつい。
 同一対角線の連続使用が2回までになりました。B難度以上の中技をすればキャンセルできますが、伸臂のできない僕には無理です。
 「2秒以上止まったらだめルール」における「止まってる判定」に、「単純な腕の動き」が追加されました。「よって、2秒のカウントは演技者が立位になった瞬間から始まる」とのことです。いや、え? それ無理くないですか? トップ選手も含めて。膝の曲げ伸ばしは許されるんだろうか?

④その他(僕には関係無い話ばかりなので1つにまとめてしまった)
 ゆかのCV「D+B/C=0.1」「D+D=0.2」が、一方に2回宙を含めないといけなくなった。②の同一枠化と合わせて、トップ選手のゆかの演技がかなり様変わりしそうですね。これは完全に蚊帳の外なので、普通に楽しみにしています。
 コンバインに全転向系(3/4メリゴ、3/4ベズゴ)を含めると難度が上がる。最高で「フロップ1つ+全転向+パタパタ1080°」によりH難度に。
 跳馬のグループ区分が変化。捻り系(捻りの多い技。ユルチェンコ入り除く)、前方系(捻りが少ない系)、側方系(同)、ユルチェンコ系(全て)。面白い分け方ですが、種目別に出るレベルの人しか関係ありませんね。ちなみに側方入りはカサマツまでが「前方系」、つまり「捻り系」はカサハーかららしいです。ユルチェンコ以外の3宙系は、それぞれ「前方系」と「側方系」に入る形になります。
 閉脚シートと閉脚エンドーが格上げ。これはうちの部でも上位層にはそのうち関係するか? 是非関係してほしいですね。見た目が結構好きなので、トレ体で見られるのが楽しみです。

こんな感じですね。もちろん④は他にも無限にありますが(個々の技の難度変更とか)、まあ何れも僕(ら)には無関係なのでここでは言及しません。個人的に印象深かったものだけ挙げました。

もし不正確な部分があったらすみません。もしかしたらもう確定版が出てたりもするかもしれません。まあそうだったら流石に東大体操部でも耳に入ると思うのでまだだとは思いますが...。あと、女子のルールは、新ルールはおろか現ルールも全然分かっていないので触れてません。ルール分かって見たらより楽しめると思うので、よく女子メンバーに教えてもらうのですが、難しくて直ぐに忘れてしまいます。
一応参考までに、諸々のルールのリンクをFIG公式から載せておきます。新ルールはドラフトとも何とも書いていないのでよく分かりませんが(書けよ)、まあドラフト版なんだと思います。
男子現ルール、男子新ルール、女子現ルール、女子新ルール
ちなみに、CoPは Code of Points〈採点規則〉、MAG及びWAGは Men's/Women's Artistic Gymnastics〈男子/女子器械体操〉の略ですね。どれも体操始めてからよく目にするので調べて初めて知りました。

それから、福田さんが紹介してくださった、Shun Gymnastics Academia さんの動画『【必見】2022年からの新ルールが結構キツそうなので解説します』も貼っておきます。分かりやすくて聞きやすいです。

さて、まとまりもなく誰に向けているのかもよく分からない記事を書いてしまいましたが(体操関係者には大半が既知だと思われるし、関係者以外には未知過ぎて理解できないと思われる)、この辺で終わりたいと思います。

次回は、豊Tによる4年生へのコメントか、新入部員の方による自己紹介です(遠藤による七大結果報告もあり得ますが、あり得ません)。

では。

3年 梶谷 拓未