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東大体操部部員日記

東大体操部の部員による日記です。

D難度と「大学始め」

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こんにちは!この前デジカメを修理していたら感電した3年の原田です。
心臓や胃のあたりが揺さぶられる感じがします。
デジカメの外枠を外して電源ボタンの下の金属板を触るときっと感電出来るのでぜひお試しください。

そういえばサッカーポルトガル代表のナニはゴールパフォーマンスでロンバク宙や後方1回ひねりをします。
すごいですね。
クローゼに引き上げを教えてあげて欲しいです。
…っとここでワールドカップの話題にいくのかと思いきや、普通に体操の話をします。

題名にも書きました、D難度の技についてです。
今の体操の難度は(男子は)AからGまであるのですが、C難度とD難度の間にひとつ大きな壁があります。
今の東大くらいの体操のレベルではC難度まではなんとか習得できても、D難度となると途端に手が出しづらくなり、習得には年単位の下積みが必要になります。
また、システム的にも終末技はD難度以上で0.5点の加点がもらえ、床と鉄棒の組み合わせ加点も(手放し技+手放し技以外だと)D難度以上の技が一つ以上含まれている必要があるなど、D難度からが一段階上のレベルになっているのがわかります。
トップ選手もD難度なら試合で使おうかなって思うらしいです。

ここまで、D難度はちょっとレベル違うんスよ~っていう話を自分でしておきながら言うのもなんですが、先週やっとD難度の技を習得できました。笑
習得した技は前宙2回ひねりというD難度の中でも1,2を争うくらいに簡単なやつです。
3回に1回は余裕をもって立てるのですが、いかんせんド下手です。
腕を下すタイミングが遅いため肩が止まってしまい入りで腰をとり、ひねってる最中はその反動で反りっぱなしという…。
前宙2回ひねりが出来る人の中でおそらく最も下手だと思われます、が、逆に言えばそれだけ伸びしろがあるということで、直すべきところを直せば2回半、そして3回(シライ2!)とひねりを増やすことも可能だと思っています。
同時並行で前宙ダブル(おそらく1番簡単なD難度)もやっています。
こちらは今は着地即尻もちですが、七大戦とその前の試技会では必ず成功させます。

先ほどのD難度の説明には書きませんでしたが、D難度の技は「大学始め」の選手のひとつの目標でもあります。
ここでカギかっこを付けたのは、この言葉が完全な造語で一般には使われていないので、いわゆるっていう意味合いを添えるためです。
僕は体操コミュニティ(東大の周りだけ?)で使われるこの「~始め」という言葉が嫌いです。
自分は競技を始めたのが大学からだからこれくらいできるようになればいいや、とか、中学や高校から始めた人には勝てなくても仕方ないや、とか自分で限界を作る言い訳にしているように感じるのです。
大学から始める人が多い個人競技が少ないのもありますが、他のところでこんな言葉は聞いたことがありません。
七大戦優勝とか、団体入り、全日本インカレ出場という目標と共存しているのには違和感を覚えます。
競技を始めるのが遅かったということを考慮してくれる大会がない限り、いつから始めたとかはもう忘れるべきだと思います。
まぁ至極当たり前のことなんですけども。
昔の自分の動画を見てちょっとはうまくなったなぁとこの前思ったのですが、結局大事なのはどれだけ成長したかではなくて、どれだけ目標と差があるかなんですね。

今週末と来週の頭は合宿です。目標との差を埋めてきます。

稚拙な文章になりましたが、ご精読ありがとうございました。
3年 原田眞