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体操競技(器械体操)について

 体操競技の基本的なルールとしては技の難しさに応じてA、B、C、D、E、F、Gの難度が決まっており、要求されているグループの技、難度の技を組み合わせて演技しなければなりません。
 当然、難度の高い技ほど価値が高いのですが、いたずらに難度の高い技のみで構成すればよいというわけでなく、美しく正しい姿勢で演技しなければ減点対象となってしまいます。
 採点法としては演技構成自体の難易度を評価するD得点(Difficulty)と演技のできばえを評価するE得点(Execution)を加算して算出します。以下、各種目についての簡単な説明です。




男子では床、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の六種目を用いて競い合います。

ゆか

一辺12メートルの正方形の床の上で、前方、後方、側方の宙返りといったアクロバット技や力技、旋回技、バランス、ジャンプなどを組み合わせて演技する競技です。 また、演技は70秒以内に終えなければなりません。初心者のうちは技数が増えやすく、高得点も出しやすいので楽しい種目です。


鞍馬

あん馬の上で旋回技、交差技を組み合わせて停止することなく演技しなければならない競技です。 基本の旋回を回すだけでも最低1年かかるといわれ、体操6種目の中では最も難しい種目といわれていますが、素人から見るとどの技も同じに見えてわかりにくい種目でもあります。


吊り輪

マットから2.55メートルに設置された2つの輪を用いて、振動技、力技、静止技を組み合わせることにより演技する種目です。 最も筋力を必要とする競技であり、また最も体力を消耗する種目でもあります。そして筋力以外にも、ゆれ動く輪の上で倒立をするというバランス感覚も必要とされます。


跳馬

マットから1.35メートルの跳馬を手をついてとび越す競技です。ツカハラとび、カサマツとびなどのさまざまなとび方があり、その難しさに応じて価値点が決められています。演技は一瞬で終わってしまいます。手をつかないでとんだり、跳馬をとび越すことができなければ0点になってしまいます。


平行棒

マットから1.85メートルに設置された2本の平行な棒を用いて静止技や倒立、腕支持の技、棒上の技、棒下の技などを組み合わせて演技をする競技です。 この種目は技が多種多様なので見ていて面白いと思います。


鉄棒

マットから2.55メートルに設置された鉄製のバーを用いて静止することなく、前後方の車輪、手放し技、鉄棒に近い技、背面で行う技、そして下り技を組み合わせることで演技する競技です。 やはりスピード感ある演技やコールマンなどの手放し技、伸身新月面などの下り技を見ると男子体操の花形種目だと感じます。




女子では跳馬、段違い平行棒、平均台、床の4種目を用いて演技します。

跳馬

基本的には男子の跳馬と同じですが、跳馬の高さが地上から1.25メートルとなっており、やや低めになっております。


段違い平行棒

2本の地上からの高さの違う木製のバーを用いて車輪など男子の鉄棒と似た演技をする競技です。男子鉄棒と同じく静止することなく演技しなければなりません。


平均台

マットから1.25メートル、長さ5メートル、幅10センチの台の上で90秒以内に演技しなければならない競技です。ターン、波動、跳躍、バランスや宙返りなどのアクロバット技を組み合わせて演技します。


ゆか

一辺12メートルの正方形の床で演技する競技です。男子と違うところは音楽にあわせて90秒以内で演技をしなければならない点や柔軟性や表現力を求められるところにあります。男子よりもダンス色が強くなっております。


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